祖母山(そぼさん)は、大分県(豊後大野市、竹田市)と宮崎県(西臼杵郡高千穂町)にまたがる、標高1,756mの山であり、宮崎県の最高峰である(大分県の最高峰は標高1,791mの九重山中岳)。日本百名山の一つ。
国見峠から見る祖母山 |
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歩行距離 | 8.2km |
所要時間 | 6時間45分 |
累積標高差 | (+) 1097m (-) 1097m |
コース | 駐車場08:55 → 御社の滝09:25 → 五合目避難小屋09:35 → 国見峠11:35 → 祖母山九合目小屋12:15 → 祖母山12:55 → 国見峠08:40 → 五合目避難小屋14:55 → 駐車場15:40 |
(注)国土地理院から提供されている2万5千分の1地形図によりカシミール3Dで作成したものです。
昨日は早朝に萩を出発、午後竹田に到着。竹田温泉・花水木に立ち寄り、近くの道の駅「竹田」で車中泊する。そこから祖母山、傾山の稜線がよく見える。当初は、簡単に登れそうな宮崎県の北谷登山口を目指したが、山深く、道が悪路で大きな4WDでなければ走れそうになく、車が傷みそうなので、大分県の神原(こうばる)コースに変更する。
広域農道を右に曲がり、急な林道を登っていくと登山口の駐車場に達する。他に5台の車が止めてある。まずラーメンを食べ腹ごしらえをする。まずコンクリート道を登り始める。林道をすぎ登山道に入る。神原川沿いの渓谷の道になる。御社ノ滝に達する。森は深くなり歩きやすい道になる。五合目小屋に達し、裏のトイレで用を足す。注意書きによれば、九州にはいないとされる野生のツキノワグマが近くの山で目撃されたとのこと。誰かがクマを放した可能性があると書かれていた。五合目からは木製の丸太段が始まる。沢を渡る。周りは、ヒメシャラ、ツガ、ブナなどの巨木を見ることができる。急登が連続する。随所に危険の注意書きがあり、登山道を外れると断崖絶壁になり危険なようだ。
七号目の「いのちの水」に達する。水は枯れそうで汚れて飲めそうにない。急登を登りきり平坦な山道になる。突然視界が開け広い野原の国見峠に達する。前方に祖母山山頂が見えてくる。ファッションがバッチリ決まった、母娘のハイカーが話しかけてくる。北谷登山口から登ってきたようだ。野原を抜けると赤い帽子をかぶったお地蔵さんを右に見て、再び樹林帯に入り両側が笹の道をあるいて行く。山頂と九合目小屋の分岐から左に折れ小屋の方向に向う。大きくて立派なログハウスだ。小屋の中を覗くが人影なし。小屋から山頂を目指し、低木の林を抜ける。
ついに祖母山山頂(1756.4m)に達する。山頂はそんなに広くない。10人程度の人がいる。天候に恵まれ山頂からの眺めは最高である。南から東にかけて、となりの障子岳から始まり、古祖母山、本谷山、笠松山、傾山の稜線が、その向こうに五葉岳、大崩山、日隠山が見える。とても荒々しそうだ。北東側には、遠く阿蘇五岳が見える。北の九重連山は雲がかかり見えない。山頂付近には無数のトンボが乱れ舞う。大きなタマをもった昆虫撮りの人が2名いる。コンビニ弁当を食べる。下山開始、山頂の端に一輪の小ぶりなオオヤマレンゲを発見する。母娘のハイカーに道をゆずってもらい、往路を下っていく。五合目小屋を過ぎ、無事駐車場まで辿り着く。この後、大分県の道の駅「ながゆ温泉」に行き、温泉に浸かり車中泊する。
道の駅「竹田」で車中泊する。のどかな田園風景 を眺め夕涼みする。至福の時間だ。 | 可愛い野良猫が餌をねだる。コンビニ弁当のおかず のハムをやったが少し食べただけ・・・。「にゃお〜!!」 |
大分県の神原(こうばる)コースに変更する。駐車場を出発する。 | |
渓谷沿いの道になる。 | 炭焼の窯の跡 |
御社(おやしろ)の滝で小休止 |
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五合目小屋でまた小休止 | 五合目小屋から急登になる。熊出没の注意書きあり。 |
豊かな緑の森 |
危険注意書きいくつかある。登山道をはずれると危険だ。 | いのちの水は枯れかけていた。 |
樹林を抜け国見峠にでる。ファッションが決まった、母娘のハイカーと話をする。 |
国見峠より低木の樹林に入る。 | 国見峠にあるお地蔵さん。 |
立派な8合目の標識 | 9合目小屋に行ってみる。小屋には人影なし。 |
祖母山山頂に到着する。 | 山頂付近には無数のトンボが舞う。 |
祖母山山頂から傾山に向かう稜線を見る。縦走するには少し難度が高いようだ。 |
山頂より阿蘇五岳を見る。 |
山頂よりとなりの障子岳方向を見る。 |
尾平 | 急坂の縦走路が続く。 |
山頂近くで小ぶりなオオヤマレンゲを発見する。 | |
無事駐車場まで戻ってくる。 |
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